インシュリンと間違えてシャブを打つ! 老人ヤクザのオフビートな青春(?)――「ジジゴク」(沖田次雄)

金はないけど時間だけはたっぷりあって、友達と日々くだらない話をしたり、バカな企みをしては失敗し、まるでそんな日々が永遠に続くように思いながら過ごす……。バカバカしいのにどこかセンチメンタルで、ちっとも冴えない日々なのに輝かしい、そんな風景が日本の青春劇のひとつのイメージです。

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