今週は後半に多くの新刊が集中。特に前倒し発売も重なる金曜日、18日は実に60作品以上の新刊リリースが予定されている。店舗によっては週後半には新刊棚の構成が一新され、過去の新刊が見つけにくくなることも予想されるので、新刊チェックはこまめにしておこう。
週の始まり、本日14日は19世紀後半の中央アジアの人々と生活を描く「乙嫁語り」4巻(森薫)が発売となる。3巻発売が昨年6月ということで心待ちにしていた人も多いはず。4巻では第3の乙嫁が登場。今回の乙嫁は双子だ。
なお、本作のレーベル、BEAM COMIXは店頭に並ぶ日付が前後する「書籍扱い」のため、書店によってはすでに先週の段階で店頭に並んでいるところも。すでに読んだ人も多いのではないだろうか。
17日には中村明日美子の描くサイコ・サスペンス「ウツボラ」2巻が発売。こちらは前巻から実に1年11カ月を経て、完結を迎える。22ページにおよぶ描き下ろしエピローグも収録しているので、雑誌で読んでいるファンも要チェックだ。
なお、本作も扱いは書籍。一部書店では発売日よりも早く店頭に並ぶ可能性があるので、待ちきれない人はこまめに書店に足を運ぼう。
また、中村明日美子は19日にも茜新社から新刊「空と原」が発売予定。こちらは名作BL「同級生」シリーズの登場人物・原先生をメインにしたスピンオフ作品だ。
17日は「AKB49~恋愛禁止条例~」8巻(漫画:宮島礼吏/原作:元麻布ファクトリー)、「四月は君の嘘」3巻(新川直司)など、週刊少年マガジン、月刊少年マガジン系の単行本が発売。
そして、続く18日は秋田書店のヤングチャンピオン系、集英社のヤングジャンプなど青年誌系、オフィスユー系、小学館の週刊少年サンデー系、白泉社の花とゆめ系など、大量の新刊が一斉発売となる。
秋田書店からはブラック・ジャックの医学部生時代を描いた「ヤング ブラック・ジャック」1巻(漫画:大熊ゆうご/原作:手塚治虫/脚本:田畑由秋)が登場。また、集英社からは高専を舞台にしたバカ青春モノ「ラジオヘッズ」2巻(向浦宏和)や、うらぶれ男子のロック魂マンガ「日々ロック」(榎屋克優)といった俊英作品がリリースされる。
一方、大御所「パタリロ!」(魔夜峰央)の最新88巻もこの日発売。連載開始から30年以上が経過している今も、安定して1年に2冊ペースで単行本が発売されており、じっくりとだが確実に100巻の大台が見えてきている。
記事:ネルヤ編集部
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