猫マンガの新機軸……なのか、これ?——「猫のホストクラブ」(黄島点心)



「猫のホストクラブ」(黄島点心)
癒やし度:★★★½☆
ギャグ:★★★½☆
人情感:★★★½☆

癒やしといえば動物マンガ。なかでも猫は、もはやマンガの一ジャンルとなりつつある。そんな猫が、癒やしのお仕事ともいえるホストになったら……というのが本作。しゃべれる猫が女性客をもてなすホストクラブ・レッドアイを舞台にした一風変わった猫マンガだ。これはずるい。No.1ホストの「もふってもいいんだぜ」なんて決めゼリフ、犬派でもグッときてしまう。

が、本作の主人公はそうしたイケニャン(イケメンの猫)ではない。カバーでもひっそりと描かれているブサイク猫・ブチョーにスポットを当て、彼のホストとしての成長コメディを軸に物語が進んでいく。猫ギャグなのか、ホストコメディなのか、不思議なバランスがあと引く読み味だ。

【ここにも注目!】
作中で登場するおしゃれ猫雑誌「CAT WALK」にある、「抱かれたい猫BEST50」という特集が気になります。読みたい。

(このレビューは第1巻時点のものです)

記事:ネルヤ編集部

関連リンク
黄島点心 kijimatenshin.com ぷら@ほ~む|詳細(「猫のホストクラブ」)

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