12日、ゲッサン編集部がインターネットラジオ番組「ゲッサンラジオ」をスタートした。
「ゲッサンラジオ」はゲッサン執筆作家らが登場してトークなどを繰り広げる情報番組。YouTubeで公開されている第1回放送は、(ろくすっぽ企画を説明していないのに場所を提供してくれた)あだち充氏の仕事場で収録されており、ゲッサン・市原編集長をMCとして、『放課後さいころ倶楽部』の中道裕大氏が福井あしび氏や田岡りき氏らの作家陣とカードゲーム「インカの黄金」に興じたり、『ちろり』の小山愛子氏がコーヒーを入れたりといったコーナーが設けられている。また、番組後半の「ゲッサンのカケラ。」のコーナーではマンガのアナログ入稿の際に使われる「写植」を特集。『みゆき』『タッチ』など往年のあだち充作品の生原稿映像とともに、写植について解説している。
なお、今後は毎月12日の24時に更新される。
■盛りだくさん……な分長いので、特に見逃せないポイントを勝手にピックアップしました
「ゲッサンラジオ」初回配信は、41分47秒と盛りだくさんな分、時間も長め。動画ではあるが、ラジオとして音だけでも楽しめる内容にしているということではあるが、あだち充氏の生原稿など、映像を見ておきたい箇所も多い。ということで、ネルヤ編集部が特に気にいったポイントを勝手にピックアップ。年末進行やコミケ準備、あとなんだろ、クリスマス?とかいうやつで忙しい人も、とりあえずここだけ見ておけば安心だ(たぶん)。
*2分30秒〜:いきなり誰もいない
番組第1回の最初のコーナー(「中道裕大の深夜のさいころ倶楽部」)なのに、あだち充先生が(今回の収録場所である)仕事場にいらっしゃったということで、全員挨拶に行ってしまい、誰もいない映像が流れる。なぜカメラを止めなかったのか。
*3分20秒〜:あだち充、しぶしぶ登場
テレビもラジオも基本的に出演NGというあだち充先生が、(なかば強引に)引っ張り出されて声で出演。「のこのこ出てって何を喋るの(苦笑)」など、貴重な肉声が聞ける。どう考えてもマイクが遠く、聞こえが悪いあだち先生の声の音量から、「本当に何だかわからないまま無理矢理連れてこられたんだな」という奥ゆかしさが伝わる。
*15分52秒〜:失敗に気づく
作品PRという目的もあるはずなのに、登場作家さんの作品単行本を持ってくるのを忘れていたことに気づく。『放課後さいころ倶楽部』最新4巻発売中です(仕方ないのでネルヤ編集部が代わりにPRしておきました)。
*21分56秒〜:小山愛子先生、着物で登場
「小山愛子のカモメ亭24時」スタート。『ちろり』の小山愛子先生が着物姿でコーヒーを入れている様子が拝見できる。忙しい人はとりあえずそのお姿を見るだけでOKかもしれないが、当編集部はこの辺ずっとリピートして見ながら萌え萌えしていたので、ループ再生してもいい。ちなみに、小山愛子先生は普段からけっこう着物をお召しになっているとのこと。
*29分32秒〜:「牛乳もあるよ。入れる?」
小山先生の入れたコーヒーを試飲した「ツール・ド・本屋さん」の横山裕二先生。実はコーヒーが苦手だったということで、普段は牛乳を入れて飲んでいるという話をしたところで、小山先生が「あ、牛乳もあるよ。入れる?」とささやく一コマ。大変萌える(当編集部編集長の歪んだ楽しみ方です)。
*31分19秒〜:あだち充生原稿登場
ここから「ゲッサンのカケラ」のコーナー。「写植」の説明のために借りてきたというあだち先生の生原稿が次々登場。この辺りからは画面に釘付けにならざるをえません。忙しい人は諦めてください(記事の趣旨を放棄する発言)。
*40分00秒〜:写植シール、あだちプロの床に返却される
あだちプロの床で次々発見される、原稿から剥がれ落ちた写植シール。発見された写植シールはきちんとあだちプロの床にお返しされている(欲しい)。
以上、ネルヤ編集部が独断で選んだ「ゲッサンラジオ」第1回の見所だが、結局編集部は普通に楽しんで全部見てしまった感じなので、別に忙しくない人は全部見るといいだろう。
記事:ネルヤ編集部
関連リンク
ゲッサンラジオ 2015年1月号
小学館コミック -ゲッサンWEB-
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