今週発売の注目新刊をまとめてチェック。6月第3週は注目作の久々の続刊登場が目立つ。
6月13日は、デザート、Kiss、BE・LOVEなど、講談社少女系の新刊が発売。今月は「ちはやふる」(末次由紀)17巻、「ヤマトナデシコ七変化」(はやかわともこ)31巻、「隣のあたし」(南波あつこ)10巻、「たいようのいえ」(タアモ)6巻といった作品が登場する。
「隣のあたし」は今巻でついに完結。また、「たいようのいえ」は、5巻に引き続きドラマCD付きの特装版も同時発売。主人公・真魚を悠木碧、基(ひろ)を中村悠一が演じる。
同じく13日には、徳間書店・月刊コミックリュウの新刊も発売。今月は「木造迷宮」(アサミ・マート)7巻と「きのこいぬ」(蒼星きまま)2巻の2タイトルが予定されている。
「きのこいぬ」は、ある日庭に生えてきた、まピンクのキノコのような犬と絵本作家の奇妙な生活を描いた作品。昨年発売の第1作の時点では「1巻」の表記がなかったが、今回無事続刊の刊行となった。
15日には「ジゼル・アラン」(笠井スイ)3巻など、Fellows!系新刊が発売。
久々の新刊登場となるのが「たまりば」(しおやてるこ)。前巻から実に約2年を経ての第2巻刊行ということで、心待ちにしていたファンも多いはず。さらに、まんがタイムラブリーに連載されていた、しおやてるこの初期作品「チョコレート」の新装版も同日発売予定。単行本未収録作や描き下ろしも収録されているので、旧作を持っているファンもチェックしておこう。
なお、例によってFellows作品の単行本は書籍扱いのため、書店によっては発売日よりも早く店頭に並ぶ場合もある。
同じく15日は、月刊プリンセスなど秋田書店少女系雑誌掲載作の新刊も登場。今月は、少女マンガ界の大御所作品「王家の紋章」(細川智栄子あんど芙~みん)57巻などがリリースされる。
注目は1年1カ月ぶりの新刊登場となる「放課後関ヶ原」(阿部川キネコ)2巻。前世が戦国武将だった人間があつまる関ヶ原学園を舞台にしたおバカ系学園コメディで、プリジェンヌことプリンセス愛読者の支持を受け、読み切りから短期連載、本格連載へと昇格を続けてきた。少女マンガ誌掲載作とは思えないハイテンションギャグは一見の価値あり。
さらに15日は、講談社からマガジン系の新刊も発売。昨年来、一部で新ジャンルとして話題になった“ケンタウロスマンガ”の一角、「ゼウスの種」(飯島浩介)2巻や、単行本刊行開始以来ランキング企画の常連となっている「ましろのおと」(羅川真里茂)6巻などがラインナップされている。
新規タイトルでは「ヤンキー君とメガネちゃん」の吉河美希による新作「山田くんと7人の魔女」が刊行開始。今作は問題児扱いされている不良男子と、成績優秀な優等生女子の体が入れ替わる、男女入れ替わりの学園もの。連載スタート時からTwitterでもしばしば話題になっていた期待作だ。
このほか、15日は一部の別冊マーガレットなど集英社少女系の新刊が発売予定。
2004年の初掲載から足かけ8年にわたって続いてきた、人気オムニバスシリーズ「女の子の食卓」(志村志保子)はこの日発売の8巻で完結する。食べ物をテーマに、女の子たちの微妙な心理や心の動き、痛みや不安を描く本作は、少女マンガ誌・ぶ~けなどを思い出させる、ある種の少女マンガの王道的作品。完結のこの機会に、少女マンガファンに手にとってもらいたい1作だ。
※発売日は予告なく変更されることがあります。また、地域によって発売日が異なる場合がありますのでご了承ください。
記事:ネルヤ編集部
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