なにわ小吉新作ギャグや1年10カ月ぶり「江古田ちゃん」新刊など発売――今週の新刊ピックアップ(2012/06/18~6/24)


今週発売の注目コミックをまとめて紹介。今週は週頭から週末まで連日注目作の発売の発売が予定されており、書店の新刊コーナーもどんどんリフレッシュされていく賑やかな1週間になりそうだ。

■18日、なにわ小吉、新作ギャグ刊行!

週明け月曜の18日は小学館サンデー系の新刊が登場。「名探偵コナン」(青山剛昌)は最新76巻のほか、今年4月に放送されたテレビドラマのノベライズ「小説 名探偵コナン特別編 工藤新一 京都新撰組殺人事件」(原作:青山剛昌/シナリオ:秦建日子/小説:平良隆久)と、劇場版の初コミカライズ「名探偵コナン 世紀末の魔術師」(原作:青山剛昌/作画:阿部ゆたか・丸伝次郎)1巻も同時発売される。

また、「王様はロバ―はったり帝国の逆襲」で一世を風靡したなにわ小吉の新作「はるまげ」1巻も登場。本作は人々が原始時代のような生活をする未開の惑星を舞台にしたギャグマンガ。淡々とシュールな世界観を展開する“なにわ節”は健在だ。なお、ウェブサイト・クラブサンデーでは6月18日現在、第1話と最新話が無料公開されている。

18日はこのほか、一迅社から「百合男子」(倉田嘘)2巻、日本文芸社から「酒のほそ道」31巻(ラズウェル細木)といった人気作も発売されている。


■ドラマ化直前「黄昏流星群」は変則発売

19日は「ハチワンダイバー」(柴田ヨクサル)25巻、「ねじまきカギュー」(中山敦支)5巻、「東京喰種-トーキョーグール-」(石田スイ)3巻など、集英社青年誌系の新刊が登場。

続く20日には「学園アリス」(樋口橘)27巻など白泉社・花とゆめ系、「荒くれKNIGHT ~黒い残響完結編~」(吉田聡)10巻など秋田書店青年誌系の新刊が控える。

同じくこの日は、6月26日にテレビドラマが放送される「黄昏流星群」(弘兼憲史)の最新42巻が店頭に並ぶ。通常は毎月30日頃の発売となるビッグコミック系の作品だが、今巻は変則発売となっているので、ファンは要注意。

また、20日は竹書房から「ホリエ戦記 ホリエモン闘牌録」(原作:堀江貴文/作画:本そういち)も登場。大学時代の堀江貴文を主人公にした、自伝的麻雀マンガという異色作だ。

■江古田ちゃん、22日に約2年ぶり新刊。「デラシネマ」など注目作も

22日は「妖狐×僕SS」(藤原ここあ)7巻、「魔法陣グルグル外伝 舞勇伝キタキタ」(衛藤ヒロユキ)6巻などスクウェア・エニックス系新刊のほか、講談社・モーニング、アフタヌーン系新刊が発売。

お金事情からプロ野球の世界を描いた「グラゼニ」(原作:森高夕次/作画:アダチケイジ)は5巻がリリース。来月、7月23日には6巻が発売と、2カ月連続刊行となる。

久々の新刊となるのが「臨死!!江古田ちゃん」(瀧波ユカリ)6巻。5巻から約1年10カ月ぶりとファン待望の新刊だ。なお、瀧波ユカリは6月29日には子育てをテーマにした初のエッセイ「はるまき日記: 偏愛的育児エッセイ」もリリース予定。ファンはそちらもチェックしておこう。

そのほか、「ピアノの森」(一色まこと)22巻、「おおきく振りかぶって」(ひぐちアサ)19巻、「宇宙兄弟」(小山宙哉)18巻、「げんしけん 二代目の参」(木尾士目)12巻、「百舌谷さん逆上する」(篠房六郎)8巻、「デラシネマ」(星野泰視)6巻といった注目作もこの日発売。

近隣書店の入荷状況に左右されることではあるが、「デラシネマ」は前巻発売時、Twitterなどで購入したいのに店頭で見つけられない、いわゆる“難民”報告が目に付いたタイトル。今巻の市場出荷数がどうなっているかは不明だが、ファンはなるべく早めの入手を心がけるのが無難かも?


※発売日は予告なく変更されることがあります。また、地域によって発売日が異なる場合がありますのでご了承ください。

記事:ネルヤ編集部

関連リンク
名探偵コナン
作品詳細 はるまげ
一迅社WEB | コミック百合姫
週刊ヤングジャンプ公式サイト
小学館コミック -ビッグスリーネット-[ビッグコミックオリジナル:黄昏流星群]
近代麻雀 THE WEB | 竹書房・近代麻雀オフィシャルサイト
モーニング公式サイト – 『グラゼニ』作品情報
アフタヌーン|臨死!! 江古田ちゃん|作品紹介|講談社コミックプラス

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