「書店員死亡かるた」など、さまざまな業界の“つらいネタ”を集める“死亡カルタ”シリーズが乱立するなか、書店員たちの間では「#書店員復活カルタ」が静かな盛り上がりを見せた。
このハッシュタグは「#書店員死亡かるた」で心が折れた書店関係者が始めたもの。“死亡かるた”シリーズ同様、かるたのような形で、書店員の心を潤す出来事が投稿されており、書店員という職業の幸福を垣間見ることができるタグになっている。
やはり多いのは「つ「積んだ翌日に書評」」などの、「本が狙いどおり売れたこと」についてのネタ。「「の」残り1冊…の日に追加分入荷」のように間がいいものから、「は「発注がダブって、大量に入荷した本がテレビで紹介されてバカ売れ!」」のように完全に偶然による幸福まで、何はともあれ、やはり「売れる」というのは書店員の心を潤すようだ。
また、多く目に付くのは、「た「たまたまよく知っている本についてきかれたときのスーパー書店員感」」のように、問い合わせなどにうまく対応できたときの達成感に関するネタ。#書店員死亡かるたでは、ほぼノーヒントの問い合わせに苦しむネタが多かったが、逆にうまく対応できれば喜びにもなるというわけだ。
問い合わせ対応がうまくいったケースもそうだが、“復活かるた”は実はシンプルな解答が多い。たとえば目立つのは、接客業全般に共通することかもしれないが、書店マンガ「ほぼ日常」シリーズの木成あけび氏が挙げる「「お」お客様からの「有難う」」のように、笑顔や感謝だけで救われるという投稿。利用する側の一言で、書店員を復活させることができるかもしれないというのは、覚えておいてもいいだろう。
なお、“復活かるた”シリーズはこのほかに、「#出版社復活カルタ」がまとめられており、「ふ「フェア、常設棚にしましたから」」といった嬉しい出来事ネタが寄せられている。
記事:ネルヤ編集部
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