エロ劇画などを中心に紹介するブログ・なめくじ長屋奇考録が、25日、年末恒例企画「このマンガがひどい!」のなかで、自費出版レーベル・おおかみ書房の立ち上げを発表した。第1弾としてエロ劇画界の巨匠・三条友美の未収録ホラー短編集「寄生少女」をリリース。発売は2013年2月中旬を予定している。
おおかみ書房は商業誌で掲載されながら、単行本化されなかった作品を自費で刊行するレーベル。同ブログの管理人である劇画狼(げウR45)氏は、おおかみ書房立ち上げの背景として「単行本化されずに消えていくマンガ、多すぎます」「読者が読みたいと思っているだけではどうしようもない」という状況を上げ、「我慢の限界が来たので、身銭を切って自分で単行本化することにしました」と説明している。なお、出版、編集に関しては、ガロの副編集長などを歴任した編集者・白取千夏雄氏が協力する。
第1弾の「寄生少女」は、ホラーMに掲載された三条友美作品のなかから、少女と怪虫の交尾などを扱った作品12本を収録。販売は2013年に開設予定の通販サイトのほか、ヴィレッジヴァンガード、まんだらけ、中野・タコシェなどで委託販売を行う見通し。
おおかみ書房では、「寄生少女」を皮切りに、掟ポルシェ氏のコラム集など、今後年間2~3冊のペースで作品刊行を目指すという。
記事:ネルヤ編集部
関連リンク
なめくじ長屋奇考録
No comments yet.
この記事にコメントする