「銀の匙」効果か? 帯広農業高校酪農科学科の志望者急増が話題に


25日、北海道教育委員会がホームページ上で平成25年度公立高等学校入学者選抜の出願状況を公表した。これによると今年の帯広農業高校酪農科学科は、定員の40名に対して、道外からの出願11名を含む68名が出願(倍率1.7倍)。昨年の32名(倍率0.8倍)との比較では倍増している。

帯広農業高校は「銀の匙 Silver Spoon」の作者・荒川弘氏のの母校としても知られ、「銀の匙 Silver Spoon」の舞台である大蝦夷農業高等学校のモデルとなっている。昨年10月に行われた体験入学でも、本州など管外からの見学者が訪れるなど、注目度が上がっている様子が伝えられており、今回の受験者数増加も「銀の匙」効果ではないかとTwitter上で話題を呼んでいる。

主人公・八軒勇吾が通う酪農科学科以外では、農業科学科が1.3倍(前年度1.0倍)、食品科学科が倍率1.7倍(前年度1.4倍)と前年を上回っているが、農業土木工学科、森林科学科などは前年度と同水準となっている。また、酪農科学科の受験倍率は昨年度が0.8倍とやや落ち込んでいるが、23年度は1.2倍、22年度は1.5倍となっている。

「銀の匙 Silver Spoon」は昨年マンガ大賞2012を受賞したほか、今月23日には第58回小学館漫画賞少年向け部門などを獲得。現在単行本第6巻まで刊行されており、フジテレビ・ノイタミナ枠でのアニメ化も決定している。

記事:ネルヤ編集部

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平成25年度公立高等学校入学者選抜の出願状況(PDF)
HOME / 北海道帯広農業高等学校
銀の匙 Silver Spoon(エゾノー)〈公式サイト〉|小学館

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