20日未明に放送された「久保ミツロウ・能町みね子のオールナイトニッポン0(ZERO)」で、「真夜中の漫画家テレフォンショッキング」と題して、現役マンガ家らに対して生電話が行われた。
この日はまず、午前3時の放送開始直後に「はじめの一歩」の森川ジョージ氏へ生電話。が、森川氏が電話に出て名前を名乗るなり、通話は一方的に終了。久保・能町サイドからの事実上のいたずら電話で幕を開ける形となった。
続いて登場したのは「ヤング・アンド・ティアーズ」「西荻夫婦」などの作品で知られるやまだないと氏。開始早々「最近マンガ描かれてますか?」という聞かれたやまだ氏が「描かれてません」とかます展開で笑いを誘った。さらに能町氏が「私、『ビアティチュード』(トキワ荘をモデルにしたやまだないとの作品。モーニング・ツーで連載され、2008年の1巻刊行後、続刊が出ていない)がどうなったかすごい気になっていて……」というと、作者自ら「私も気になってます」と答えるなど、印象的な応酬が続いた。
その後、久保ミツロウ氏の元アシスタントで、現在月刊ヒーローズで「ヒーローマスク」(脚本:オカベタカシ)を連載中の鶴ゆみか氏、アックスの「俺は短大出」などの連載を持つ堀道広氏が登場。そして、3時台最後にはTwitterで「なんで僕だけワン切りだったワケ?。おのれ…。」とおかんむりの様子を見せていた森川ジョージ氏に再度電話が。2回目の通話も軽くあしらい、早々に電話を切る展開で、森川氏に「また切りやがった!山ほど文句があったのに…。」と言わしめた。
4時台に入ると、同番組ではメールの常連となっている藤島康介氏を皮切りに、直木賞作家の朝井リョウ氏などに生電話を敢行。藤島氏とのやりとりでは、「なぜいつもネームがぎりぎりになってしまうのか」という話題になり、マンガ家あるあるとして盛り上がったが、久保氏の「ネームができてない状態で背景だけ(アシスタントに)描かせたりね」という状況は、藤島氏も経験がなかったようで「それはありません」とあっさり否定されていた。
その後、久保ミツロウ氏とはTwitter上などでたびたびプロレス的掛け合いを演じてきた因縁の相手、東村アキコ氏が登場し、リスナーのTLはこれまで以上に盛り上がりを見せる。東村氏は「ミツロウが(東村は)絵が下手って言うから、本当は絵が下手なのがバレ始めてる。営業妨害!」と食ってかかり、電話終了後Twitterでも「ミツロウブッ殺す!!!!」とつぶやくなど、場外乱闘を含めて大いに番組を盛り上げた。
そして、番組最後は三度森川ジョージ氏が登場。ようやく数分にわたってトークしたが、森川氏が「はじめの一歩」の作者であること、ベレー帽は持っていないこと、今日のパンツの色が赤であることなど、最後までいじり倒す形でエンディングを迎えた。
深夜の生電話にもかかわらず、豪華な出演者、キレのあるいじりなどが続いた今回は、Twitter上でも「神回」というコメントが相次いでおり、リスナーにとっては印象深い放送となったようだ。
なお、放送終了後もTLでは、藤島康介氏には心のこもったReplyを送る久保ミツロウ氏に、森川氏が「こっちにねぎらいはないのか!?こっちには!?。」と食ってかかるなど、しばらくの間、番外編ともいうべきやりとりが続いていた。
記事:ネルヤ編集部
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tue:オールナイトニッポン0[ZERO] 毎週月曜日〜金曜日 27:00〜29:00
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