原作と作画が噛み合い始める瞬間――「我妻さんは俺のヨメ」(原作:蔵石ユウ/漫画:西木田景志)


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我妻さんは俺のヨメ(1) (講談社コミックス)

我妻さんは俺のヨメ(1) (講談社コミックス) [書籍]

著者: 西木田 景志

クリエーター: 蔵石 ユウ

出版社: 講談社

出版日: 2012-02-17

商品カテゴリ: コミック

ページ数: 192

ISBN: 4063846385



「我妻さんは俺のヨメ」(原作:蔵石ユウ/漫画:西木田景志)
思春期童貞ノリ:★★★★☆
パロディギャグ:★★★½☆
SFヒューマンドラマ:★★★½☆

男子の夢のひとつに「空からかわいい女の子が降ってくる」というものがありまして。要するに、理屈はわからないんだけど、とにかくある日突然降って湧いたようにかわいい女の子と運命の出会いを果たしたいとか、理由もなく美人に好かれたいという願望が、“芽生えたて”の男子にはあるわけです。で、タイムスリップというギミックを使って、この願望を叶えてくれるのがこの作品だ。どういう顛末でそうなったのかはわからないけど、ある日未来にタイムスリップすると、学園で1、2を争う美人が自分の嫁になっていた、と。それだけでも大変素晴らしいのだが、本作はさらにタイムスリップを使って、男友達などの未来も変えていく、友情ドラマの要素も入っている。

ギミックや発想自体が読ませる作品だが、何より面白いのは、話が進むにつれ、原作と作画が噛み合い始め、ギャグのテンポや話の運びが良くなっていくところだ。当初は真っ正面からタイムスリップを描く作品だったのが、パロディ的な絵柄が得意な作画に合わせるかのように、徐々にパロディギャグが増加。どういう形で作品が作られているかはわからないが、作画の長所を活かした物語展開が多くなり、笑いとシリアスのギャップがうまく出るようになってきている。コンビの面白さを感じられる一作だ。

【ここにも注目!】
マガジンSPECIALから週刊少年マガジン本誌へ移籍を果たした本作。3巻から移籍後のエピソードが収録されているが、マガスペ時代に登場したもう一人のヒロイン、シルヴィアは!? シルヴィアはカムバックしますか!?

(このレビューは第3巻時点のものです)

記事:ネルヤ編集部

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