「桜乃さん迷走中!」(えのきづ)
貧困度:
素直さ:
たくましさ:
社会人デビューした途端に就職先が倒産。社宅を追い出され、職も家も失ったヒロインが主人公の4コマです、といったらどんなのを想像するだろう? たとえば「小動物系ヒロインもの」とか? かわいそ~な感じでね、ありそうありそう……はい、残念。正解は小動物っぽいけど、よく見たらけっこう図々しい系ヒロインモノでした。
そんなわけで、迷走する本作のヒロイン・桜乃さん、確かに素直で純真なんですよ? 思ったことは(必要以上に)すぐ口に出すし。でも、まんまと知らないお姉さんの家に居候決め込んだり、あげく実家にまで馴染んだり、こ、この子、意外とたくましい……! 図々しさも隠せていない、ある意味裏表のない桜乃さん、笑わえるのと同時に、萌えとはちょっと違う感情を抱かせてくれる。
【ここにも注目!】
1巻作者コメントによると「私の会社に行きたくない、会社火事にならないかなー、会社潰れないかなー という強い思いが漫画になりました」とのこと。強い思いって大事なんだな、というのを改めて教えてくれる。
(このレビューは第1巻時点のものです)
記事:ネルヤ編集部
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桜乃さん迷走中!│漫画の殿堂・芳文社
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