雑誌に作品が掲載された際、1ページあたりいくらという形で支払われるマンガの原稿料。売れっ子になると原稿料もさらに高額になることもあるというのはよく知られているが、長いマンガの歴史のなかでは、1ページ10万円という破格の原稿料で仕事を受けたことがある作家もいるという話がTwitterで静かに話題を呼んでいる。
発端となったのはマンガ家・島田虎之介氏の「原稿料一枚10万円貰ったことがある漫画家は3人」と某天才漫画家からお聞きしたことがある。」というつぶやき。これに対し、TLでは誰なのかという予想が飛び交った。
TLで名前が挙がったなかで、島田氏が聞いた話と一致したのは、「サスケ」「カムイ伝」などで知られる白土三平氏と、「SLAM DUNK」「バガボンド」の井上雄彦氏の2人。もうひとりについては、TLから正解は出なかったようで明言されていないが、ユーザーからの問いかけに「オートモさんだそうです。」と解答している。
また、このほか、いしかわじゅん氏らベテラン作家や編集者からは、「あしたのジョー」や「あした天気になあれ」など数々の代表作を持ち、2002年には紫綬褒章を受賞したちばてつや氏の名前も挙げられている。
なお、マンガの原稿料については出版社や雑誌などにより前後するが、最近では別冊少年マガジン編集部が「別マガ&マガスペの読切作品の原稿料は1ページ8000円」と発言。このほか、週刊少年ジャンプ編集部内部のネタをふんだんに使った「バクマン。」(原作:大場つぐみ/作画:小畑健)では、「新人は1ページ9000円」と描かれており、新人の場合はおよそ1万円前後というのが大手版元での一般的な金額といえそうだ。
記事:ネルヤ編集部
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