深夜に及ぶ「重版出来!」座談会に久世番子、ゆうきまさみら現役作家も


20日夜、月刊!スピリッツで連載中の「重版出来!」(松田奈緒子)について語り合うTwitter座談会が行われた。

このTwitter座談会は、過去にも同企画をたびたび行ってきた三省堂新横浜店が主催したもの。「#重版出来」のハッシュタグを使い、好きなキャラクター、シーン、セリフなどについてユーザー同士が語り合った。過去の座談会同様、脱線を脱線を含みながら作品トークは進み、23時30分から始まったイベントは2時30分頃まで続いた。

「重版出来!」はマンガの編集部を舞台にした出版お仕事マンガで、第1巻収録の第4話から第6話では、営業、書店がひとつの作品をヒットに導いていく様子が克明に描かれている。こうしたエピソードの存在もあってか、今回の座談会では書店をはじめとした出版関係者の参加も多く、なかには児童文学作家の村山早紀氏や、マンガ家、マンガ評論家として知られる飯田耕一郎氏、元書店員で「暴れん坊本屋さん」などでおなじみのマンガ家・久世番子氏、「究極超人あ〜る」や「鉄腕バーディー」シリーズのゆうきまさみ氏らの姿も見られた。

これまでにもTwitter上で「重版出来!」について触れていたゆうき氏は、第2話に登場するベテランマンガ家・三蔵山龍に触れ、「三蔵山先生のエピソードは身につまされて涙ですよ」とコメント。同じベテラン作家の立場から「30年もやってますとね、心当たりが色々と(笑)」「消耗度が若い頃と較べて半端じゃないです(^^)」とベテランならではの闘いを語った。

また、事前に宣言されていたとおり、「重版出来!」の作者である松田奈緒子氏、単行本デザインを手がけたVOLAREの関善之氏、作品の担当編集・ヤマウチ氏の「重版出来!」チームも座談会に参加。座談会ラストには松田奈緒子氏からのイラストメッセージも公開されている。

なお、座談会の様子は通例では主催である三省堂新横浜店がTogetterでまとめを作っているが、今回は一足早くユーザーによるまとめが作られ、公開されている。どのような感想が寄せられたか確認したい人はそちらをチェックするといいだろう。

記事:ネルヤ編集部

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ビックコミックスピリッツ「重版出来!」特設サイト | 試し読み
『重版出来!』twitter座談会関連ツイート (#重版出来)(Togetter)

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