ゴールデンウィーク目前の今週。小学館青年誌系や白泉社ジェッツコミックス系が前倒しで27日発売になるなど、金曜日はやや新刊が集中している。
昨年11月にコーラスがリニューアルして新創刊されたCocohanaの掲載作品が、25日より単行本刊行を開始。コーラス時代から継続して連載を行っている作品も多いが、Cocohana創刊から始まった連載が単行本化されるのはこれが初めてとなる。第1弾となるのは「少女少年学級団」などで知られる藤村真理の新作「きょうは会社休みます。」1巻。33歳処女が主人公という、いわゆる恋愛ドロップアウト系の作品だ。
「海月姫」(東村アキコ)や「&」(おかざき真里)など、非モテ・処女モノは女性誌でも着実に増えており、本作の登場でますます存在感を増しそう。
26日には現在アニメが放送中の「坂道のアポロン」(小玉ユキ)9巻が発売。掲載誌の月刊flowersでは番外編を連載中のため、コミックス自体はまだ刊行が続くが、今巻で本編は完結を迎える。
Twitterの書店員アカウントなどのつぶやきでも、アニメの放送開始をきっかけに売れ行きが伸び始めたことが報告されており、大きく店頭展開するお店も増えそう。アニメに興味を持った人はこの機会に本編一気読みするといいだろう。
ちなみに完結といえばカラーページや扉を再現した「日出処の天子 <完全版>」(山岸凉子)も23日発売の6巻、7巻をもって完結。こちらも歴史的名作なので、ゴールデンウィークに何かまとめ読みしたい人にオススメだ。
連休前の前倒し発売が相次ぐ27日、「かんなぎ」7巻(武梨えり)が発売される。2008年11月に6巻が発売されてから、実に約3年半ぶりの新刊登場ということで、待ちに待った人も多いのではないだろうか。
「かんなぎ」のスピンオフ作品「かんぱち」3巻(漫画:結城心一/原作:武梨えり)が同日発売されるほか、「ナギ様おかえりキャンペーン」と銘打ったプレゼントキャンペーンも5月2日から開始予定。ファンはそちらもチェックしておこう。
ちなみに27日は「あぶさん」(水島新司)がとうとう100巻発売を迎える。「浮浪雲」(ジョージ秋山)も95巻発売と、大台目前。こちらも長年読み続け、今か今かと新刊を待ち続けている人が多いはず。忘れず店頭をチェックしよう。
※発売日は予告なく変更されることがあります。また、地域によって発売日が異なる場合がありますのでご了承ください。
記事:小林聖
フリーライター。ネルヤ編集長。Twitterアカウントは@frog88。
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