1週間の注目刊をまとめてチェック。今週は「海街diary」、「3月のライオン」など大物タイトルが満を持して登場する。
10日は小学館・月刊flowers系の新刊が発売となる。
まず注目は1年4か月ぶりの新刊登場となる「海街diary」(吉田秋生)。5巻にあたる今巻は「群青」という副題が付けられている。
僧職系マンガブームの火付け役ともなった「さんすくみ」(絹田村子)は5巻が登場。「町でうわさの天狗の子」(岩本ナオ)は10巻がリリースされる。
同じく10日、集英社からはジャンプ改レーベルの新刊が発売される。
ネット発のテロ的犯罪がテーマの「予告犯」(筒井哲也)は、8か月ぶりに待望の新刊、第2巻が登場。動画投稿サイトに投稿された犯行予告から現実のものとなるテロを生々しく描く社会派サスペンスだ。
新規刊行開始となるのは、えすとえむの新作「IPPO」。本作は若き靴職人を主人公にした物語となっている。
「となりの関くん」が人気を呼んでいる森繁拓真も、新作「いいなりゴハン」を刊行開始。こちらは、森繁の実姉である東村アキコの指示のもとで描かれるという、異色のグルメレポートマンガだ。
12日は、「ハレルヤオーバードライブ!」(高田康太郎)8巻など小学館・ゲッサンの新刊が店頭に並ぶ。
地球侵略にやってきた“少女”との異色の交流譚「ひとりぼっちの地球侵略」(小川麻衣子)2巻もこの日刊行となる。
また、双葉社からは「鈴木先生外典」(武富健治)がリリースされる。こちらは本編のエピソードを別視点から描いた物語など、本編を補完する4編を収録している。
13日は、「本屋の森のあかり」(磯谷友紀)12巻など、講談社少女系の新刊が一斉にリリースされる。
「ちはやふる」(末次由紀)は最新19巻と同時に、小説版第2弾「小説 ちはやふる 中学生編」(時海結以/原作・イラスト:末次由紀)2巻が登場。
雑誌連載が完結を迎えた「エア彼」(大久保ヒロミ)は最新3巻をリリース。本作は第1巻時点でのレビューをこちらに掲載中だ。
タイトルどおり、寺の娘に生まれ、僧として生きる女子を描いた「住職系女子」(竹内七生)は2巻が。こちらも1巻時点のショートレビューを当サイトで掲載している。
白泉社・楽園をはじめ、各誌で作品発表が増えている水谷フーカのKiss連載作「満ちても欠けても」1巻もこの日刊行。本作はラジオ局を舞台にした恋愛オムニバスとなっている。
同じく13日、徳間書店・COMICリュウからは「きのこいぬ」(蒼星きまま)3巻が発売される。絵本作家の自宅の庭で見つかった、きのこのような、犬のような不思議な生き物との生活を描いたキュートな癒やし系ストーリーだ。
14日はさまざまな出版社から注目刊が相次ぐ。
まず白泉社からは、「3月のライオン」(羽海野チカ)8巻が登場。今巻は、同作初の限定版も同時発売される。限定版には2013年3月から2014年3月までのカレンダー入りの手帳が同梱。羽海野の飼い猫、ブンちゃんのイラストなどがふんだんに使われたデザインとなっている。
集英社少女系の一部新刊もこの日。「これは恋です」(遊知やよみ)8巻などがラインナップされている。
芳文社からは「図書館の主」(篠原ウミハル)4巻などが発売される。本作は児童図書館で働くぶっきらぼうな司書が活躍する、児童書をテーマにしたハートフルストーリーだ。
マッグガーデンからは、青色イリコの新作「ほぼ在宅探偵ホームズ」1巻がリリース。青色らしい残念キャラ満載のテンション高めの探偵コメディだ。
15日は「ヒナまつり」(大武政夫)4巻など、エンターブレインの新刊が発売日を迎える。こちらは例によって書籍扱いのため、発売日よりも早く店頭に並ぶ書店も多い見込み。
また、アスキー・メディアワークスからは「血潜り林檎と金魚鉢男」(阿部洋一)3巻などがリリース予定だ。
※発売日は予告なく変更されることがあります。また、地域によって発売日が異なる場合がありますのでご了承ください。
記事:ネルヤ編集部
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