ケンタウロスマンガが再び新刊台を席巻！　「VIVO!」は完結巻登場――（2012/09/10～09/16）

Posted – 2012.09.10　nelja編集部　新刊ピックアップ
タグ: あずまよしお, オカヤド, サメマチオ, ふじのきともこ, やまざき貴子, わらいなく, 元麻布ファクトリー, 勝木光, 宇佐義大, 宮島礼吏, 小川麻衣子, 小沢真理, 新川直司, 日下直子, 時海結以, 末次由紀, 村山慶, 東村アキコ, 流石景, 瀬川藤子, 私屋カヲル, 穂積, 飯島浩介

1週間の注目新刊をまとめてチェック。今週は昨年から静かなブームが続く、ケンタウロス・人外系の作品が続々登場する。

■穂積、初単行本を刊行

週明け月曜の10日、月刊flowersなど小学館少女系コミックスが発売となる。

「っポイ！」で知られるやまざき貴子は、新シリーズ「──準備中。」1巻をリリース。今作は情熱不足の男子高生が主人公の青春ストーリーだ。

穂積は初単行本「式の前日」を刊行。表題作を含む5編の短編を収録している。

10日はこのほか、10が2日からテレビアニメの放送が始まる「うーさーのその日暮らし」（絵：ふじのきともこ/文：宇佐義大）が講談社から発売される。ネットの荒ぶる黄獣こと“うーさー”と女の子たちの一言ネタマンガだ。テキストサイト文化の黎明期から絵日記系サイトの流行、ブログブームなど、時代の変遷を経ても色あせず、ますます独特の存在感を増し続けるその姿には、ネット民的にはこみ上げるものがある。

■小川麻衣子の姉妹百合物語が刊行開始

12日は小学館・ゲッサンから日常系部活マンガ「僕らのカプトン」（あずまよしお）5巻が発売。また、「こどものじかん」（私屋カヲル）12巻など、双葉社の新刊もこの日だ。

「ひとりぼっちの地球侵略」で注目を集める小川麻衣子は、芳文社から新作「魚の見る夢」1巻をリリース。こちらは百合アンソロジー誌・つぼみで連載中の、姉妹の物語だ。

■「ちはやふる」、最新刊と中学時代を描く小説版を同時リリース

13日はkissなど講談社少女系の新刊がお目見え。今月は「大正ガールズエクスプレス」（日下直子）4巻、「銀のスプーン」（小沢真理）5巻などがラインアップされている。

「ちはやふる」（末次由紀）は最新18巻と同時に、「小説ちはやふる中学生編」（時海結以/原作・イラスト：末次由紀）1巻が登場。小説版は、マンガでは描かれなかった中学時代の千早や太一のエピソードが明かされる内容となっている。

「海月姫」（東村アキコ）も最新10巻と、スピンオフ作品「海月姫外伝 BARAKURA～薔薇のある暮らし～」を同時リリース。外伝では韓流スターにハマった主婦たちの物語が展開されている。

■リュウの人外娘2作品がそろい踏み

同じく13日は「KEYMAN」（わらいなく）3巻など、徳間書店・Comicリュウの新刊が登場する。

今月は、いつの間にかリュウで定番ジャンルになりつつある人外系作品が2作同時に刊行される。ケンタウロスマンガという、昨年来の静かなブームの一角を担う「セントールの悩み」（村山慶）は3巻が発売。ケンタウロスのヒロインを始め、神話上の生き物たちが暮らす世界の日常を描いている。

なお、3巻発売と同時にケンタウロスマンガ3作品を集めた合同フェア「読め、ケンタウロス」もスタート。イースト・プレスの「竜の学校は山の上」（九井諒子）、リブレ出版の「はたらけ、ケンタウロス！」（えすとえむ）、「セントールの悩み」（村山慶）1巻を、フェア開催書店にて購入すると、描き下ろしスペシャルしおりがプレゼントされるというものだ。作風も異なる3作のケンタウロスマンガ、この機会に手にとってもいいだろう。

リュウの人外系作品、もう1作は「モンスター娘のいる日常」（オカヤド）1巻。こちらはタイトルどおり、ラミア、ハーピー、ケンタウロスといった人外娘が登場するハーレム系ラブコメだ。

■マガジンのケンタウロスマンガ「ゼウスの種」も新刊登場

続く14日、週刊少年マガジン、月刊少年マガジンなど講談社の新作が店頭に並ぶ。今月は「AKB49～恋愛禁止条例～」（漫画：宮島礼吏/原作：元麻布ファクトリー）10巻、「GE～グッドエンディング～」（流石景）14巻、「ベイビーステップ」（勝木光）23巻などが発売となる。

ピアノ少年を主人公にした青春ストーリー「四月は君の嘘」（新川直司）は、最新4巻が登場。

また、やはりケンタウロスが主人公の神話ギャグ「ゼウスの種」（飯島浩介）3巻もこの日発売。前日発売のリュウの2タイトルと合わせて、ケンタウロスが新刊台を席巻しそうだ。

■無気力系教師・ナカムラともお別れ、「VIVO!」最終巻

15日土曜日はマッグガーデン・月刊コミックアヴァルスの新刊がリリース。

無気力系教師を主人公にした人気の学園モノ「VIVO!」（瀬川藤子）は、完結巻となる第3巻が登場する。最終巻はピンクをトレードカラーにしたカバーが目印だ。

同じく15日、4月に「きみの家族」を刊行したサメマチオの新作「春はあけぼの月もなう空もなほ」が宙出版から発売。今作は枕草子を題材に、現代の日本人を描くという新しい試みに挑戦している。

※発売日は予告なく変更されることがあります。また、地域によって発売日が異なる場合がありますのでご了承ください。

記事：ネルヤ編集部

No comments yet.

「マンガの話をしよう」ネルヤ