15日、国内で翻訳された海外マンガを対象にしたアワード・ガイマン賞の結果が発表された。第1位に選ばれたのは「闇の国々」(画:フランソワ・スクイテン/作:ブノワ・ペータース/訳:吉永真一、原正人)。
ガイマン賞は、アメコミ、バンド・デシネ(B.D.)など、海外で生まれたマンガ作品を対象にしたアワード企画。2011年10月1日から2012年9月30日までに日本で翻訳、出版された全66作品がノミネートされ、読者らの投票により順位が決定された。
1位に輝いた「闇の国々」は、フランスのB.D.界でメビウス、エンキ・ビラルと並ぶ三大巨匠のひとりに数えられるフランソワ・スクイテンの作品集。スクイテンの作品が日本で翻訳、出版されるのは本作が初めてだ。
なお、続く2位にはアメコミの「スーパーマン:レッド・サン」(作:マーク・ミラー/画:デイブ・ジョンソン、キリアン・ブランケット/訳:高木亮)、3位にはB.D.の「ムチャチョ―ある少年の革命」(エマニュエル・ルパージュ/訳=大西愛子)がランクイン。このほか、ガイマン賞公式サイトでは上位15位までに入った計16作品が、投票者のコメントとともに紹介されている。
ガイマン賞はこの後、11月18日に東京ビッグサイトで行われる海外マンガフェスタで上位作品のパネル展示、11月24日に米沢嘉博記念図書館で総まとめトークイベントを行う予定だ。
記事:ネルヤ編集部
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