サンデー掲載の「月光条例」、異色の演出で「今週は雑誌で読むべき」など話題に


13日に発売された週刊少年サンデー2013年3月27日号に掲載された「月光条例」(藤田和日郎)が話題を呼んでいる。

今週掲載されているのは「第24条[かぐや姫]㊳ 物語の死」。9日の段階で翌週発売号を手にしていた漫画原作者の七月鏡一氏がTwitter上で「今号の『月光条例』が凄いので必見。これは単行本じゃなく雑誌で見てこそ最大の効果を発揮する演出であるよ」と紹介していた。

TLでも、発売を迎えた13日の午前中から徐々に「月光条例」への言及が増加。直近1ヵ月での言及数が1日50件から100件ほどなのに対し、13日は18時現在で1100件を超える言及が確認できる。

話題になっているのは、内容とその表現手法で、七月氏らが「雑誌で読むべき」と述べているように、雑誌掲載であることを活かした演出がなされている。

面白いのは、実際に読んだ多くのユーザーが、あえて内容に触れていない点。「初見の衝撃を味わえるように」というネタバレへの配慮だが、これだけ大きな話題を呼びながら、内容についてのネタバレが極めて少ないのは珍しいケースだといえるだろう。

なお、今週分の展開は、コミックス派の場合、若干展開がわからない部分もあるものの、大まかな流れについては理解できる内容といえそうだ。作品自体が初見の場合は、内容や流れはほぼ理解できないと思われるが、話題になっている演出部分などの衝撃は体感できるだろう。

「月光条例」は、「月打(ムーンストラック)」という現象によって凶悪化したおとぎ話のキャラクターたちを、主人公・岩崎月光らが元に戻していくバトル活劇。単行本は現在21巻まで刊行されている。

記事:ネルヤ編集部

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小学館コミック -少年サンデー-
月光条例

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