「東京喰種-トーキョーグール-」書店特典冊子をめぐり混乱が広がる


一部書店で配布されている「東京喰種-トーキョーグール-」(石田スイ)の特典小冊子をめぐり、ファンの間などでやや混乱が広がっている。

現在配布が始まっているのは、「School of the Ghoul」と題された、作者本人による「東京喰種-トーキョーグール-」のパロディマンガをおさめた小冊子。一部書店のみでの特典として配布されている。

混乱を呼んでいるのは、配布のタイミング、方法についての部分。同作の新刊、第8巻とノベライズ「東京喰種トーキョーグール[日々]」が7月19日に発売されており、同作のTwitterアカウントでも17日時点で「初のノベル「東京喰種トーキョーグール[日々]」&最新8巻、いよいよ今週19日発売です! 書店さんによっては特典小冊子(School of the Ghoul)もつくと思いますので、よろしくお願いしますm(__)m」という形でアナウンスされている。

こうしたタイミングもあり、多くのユーザーは、第8巻もしくはノベライズの購入特典として配布されると受け取っており、発売初日の19日には特典配布店を探す姿がTLでも多く見られた。

だが、今回の小冊子は、正確には「新刊の購入特典」ではなく、「発売タイミングと前後して特定書店に配られた特典冊子」という形のようで、19日の新刊発売タイミングでは冊子が店頭に届いていない書店も多かった模様。また、配布方法についても、必ずしも新刊の購入者に配られるわけではなく、既刊購入者に配布、無料配布など、書店によって配布方法もまちまちであり、どう使用するかについては書店に委ねられていると見られる。

TLの書店アカウントなどの書き込みを見ても、今回の小冊子は既刊のセットを発注した書店に対する特典として配布されていたようで、冊子の配布遅延でなく、もともと19日よりの一斉配布スタートを想定したスケジュールではないというのが実情のようだ。

配布店舗一覧が公開されておらず、配布のある書店探しが必要なことに加え、こうした配布条件、タイミングについての公式、書店サイド、ユーザーの認識のすれちがいがあったことで、19日には冊子を求めてさまようユーザーが続出。書店への問い合わせも多く寄せられていた模様だ。

こうした動きを受け、作品アカウントでも改めて「「東京喰種」特典小冊子をお探しの皆さま、お手数おかけして大変申し訳ありません…! 確認したところ、注文を頂いた書店さんにお渡ししているとのことなので、遅れて入荷するケースもあるとのことです。よろしくお願いしますm(__)m」とアナウンス。また、ユーザーからの問い合わせに対して「小冊子すみません…何かしらフォロー考えたいと思います。。」という回答も示しており、実現されるかは不明だが、今後冊子配布について何らかの救済措置が講じられる可能性も示唆した。

今回の特典冊子については、Twiitterで配布のアナウンスをしている書店も散見されており、冊子を探す際はそちらを参考にしてもいいだろう。ただし、アナウンス後、予定数の配布が終わってしまっている場合もあるので注意が必要だ。

なお、特典冊子の「School of the Ghoul」と同名のパロディ作品は、現在ウェブ上でも公開されており、自由に読むことができる。

記事:ネルヤ編集部

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関連リンク
東京喰種トーキョーグール ―解体「真」報― – 週刊ヤングジャンプ公式サイト
School Of the Ghoul

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