目利き書店員が上半期の注目作39タイトルをUstで紹介


首都圏の書店に勤めるマンガ担当者によるチーム・コミック担当者の集まり( @comitans )が12日、上半期の注目作を振り返るUst放送を行った。

今回の放送は、往来堂書店の三木氏、あゆみBOOKS早稲田店の太田氏、あおい書店横浜店の石田氏など首都圏近郊の書店員4人が、今年1月から6月頃までに単行本が発行された作品の中から、オススメをそれぞれ10作を持ち寄って紹介していくという内容。目利きマンガ読みのチョイスだけあり、年末のランキングに入ってきそうなものから、あまり知られていない隠し球的なお気に入りまで、メディアなどのランキングにまだ入ってきていないタイトルが並んだ。

事前に打ち合わせや相談などは行わずに、各人が作品選定を行うという形を取っているにもかかわらず、複数人が挙げた作品は1作のみで、合計39作品が紹介される結果となっている。唯一票がかぶった作品はIKKI連載作の「すみれファンファーレ」(松島直子)。母親と2人で暮らす小学4年生の川畑菫の生活を描き、単行本刊行時から書店員などの間で話題を呼んでいた注目作だ。

書店員ということで店頭での展開、入荷などの話に発展する場面もあった。ジャンプ改の連載作「犯罪王ポポネポ」(小路啓之)が挙がった際には、4月から単行本刊行が始まったばかりのジャンプ改作品をどの棚でどのように展開しているかといった話題になっていた。

また、作中に往来堂書店をモデルにした書店が登場する「本屋の森のあかり」(磯谷友紀)を三木氏が挙げ、メンバーに苦笑されるといった微笑ましいワンシーンも。

そのほか、「彼女とカメラと彼女の季節」(月子)からの百合マンガをめぐる談義、「きょうは会社休みます。」(藤村真理)をめぐって繰り広げられた男4人による処女マンガ談義など、作品周縁にまで及ぶ熱いトークが展開され、最終的にこのUstは4時間超に及ぶ長時間放送となった。

なお、本放送はアーカイブされており、生放送終了後の現在も試聴可能となっている。紹介作品については、コミック担当者の集まりのTwitterアカウントでつぶやかれているので、作品を確認したい人はそちらを参照してもいいだろう。




記事:ネルヤ編集部

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