今週はどんな作品がTwitterで話題になったのか? リアルタイム検索の結果から、バズタイトルをピックアップしてご紹介。
【大型バズタイトル】
1月の1巻発売時点から注目度が高く、一時は市中在庫が少ない“難民タイトル”となっていた「坂本ですが?」(佐野菜見)が、20日頃からTLで大ブレイク。「坂本ですが?」でリアルタイム検索をかけると、21日には4700件超の言及があり、その後2日間4000件オーバーと大型バズタイトルになっている。
さまざまなユーザーが同時多発的に作中のキャッチーなシーンの写真をアップしたことがきっかけのようで、ついっぷるフォトのデイリーランキングに入ったり、ねとらぼで人気ぶりが記事になったりと、本格的にバズタイトルに成長している。
同じく20日頃から大型バズタイトルとなったのが、週刊少年マガジンに掲載された「聲の形」(大今良時)。読み切りでありながら、即日話題を呼び、各種ニュースメディアでも取り上げられたこともあり、21日には一気に4500件超の言及を記録している。
これが週マガ本誌の売れ行きにどの程度影響したかは不明だが、金曜時点の編集部の都内チェックでは普通に店頭に置かれている書店・コンビニなども多かったので、今回の反響で大型難民が発生したというようなことはなさそうだ。
【新刊バズタイトル】
今週発売の新刊でまず気になったところは「琴浦さん」(えのきづ)。アニメ放送開始以来、各所で「売れ行き好調でやや品薄」という声が上がっており、波はあるが直近1か月は1日4000〜1万数千件の言及が見つかるという状況だ。
ただ、22日の第4巻発売のタイミングで大きく伸びているかというと、普段から高水準で推移しているだけに微増という印象。6000件前後での推移となっている。ともあれ、今期のアニメ化タイトルでは原作への影響が大きかったタイトルのひとつなので、今後も要注目。
19年に及ぶ連載が終了し、22日に最終30巻が発売となった「無限の住人」(沙村広明)は、やはり言及数が急増。長期連載作だけに、やはり話題に挙げる人が多かったようだ。
約2年3か月ぶりの新刊登場となった「ヴォイニッチホテル」(道満晴明)。同日発売の「ニッケルオデオン【緑】」ともども600件超の言及を記録している。
言及数が極端に多いわけではないが、「ヴォイニッチホテル」に関しては「見つからない」というつぶやきが多め。編集部調査でも見つけられておらず、若干の品薄感が漂っている。
やはり言及数以上に品薄感が漂っているのが「君は淫らな僕の女王」(原作:岡本倫/横槍メンゴ)1巻。発売直後も言及が多かったが、22日にアキバBlogで、アキバエリアでの完売状況が伝えられたこともあり、数日にわたって400件前後の言及をキープしている。
全体にやや品薄傾向が見受けられるが、こちらは3月7日に重版出来予定ということなので、見つけられないという人はその頃に再度店頭をチェックするといいだろう。
記事:ネルヤ編集部
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