「坊主マンガ」というジャンルがありまして。「ありまして」といっても僕が勝手にいっているだけなのですが、実際パッと思いつくだけで、住職のほか、神主、牧師の息子たちが織りなすコメディ「さんすくみ」(絹田村子)、OLと僧侶の恋物語「5時から9時まで」(相原実貴)、お坊さんの生活などを描いたエッセイ「坊主DAYS」(杜康潤)など、今坊主モノの作品というのはけっこうあるんです。
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「男は(あるいは女は)顔じゃない」というのは恋愛物語における錦の御旗のひとつです。物語としての恋愛は、当事者間の絆の唯一性をいかに説得できるかというミッションを背負っていますので、「美形である」という代替可能性の高いファクターが敬遠されるのは自然の摂理といってもいいでしょう。
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女の子のぶっちゃけ話というのは、男にとって怖いんだけど聞いてみたいものでして。いざ聞けばたいがい手厳しいご意見で、いつの間にか「だからお前はダメなんだ」という説教を食らうハメになっていて、「好奇心、猫を殺す」っていうのはこういうことかと歯がみすることになるのが常なんですが、それでもしばらくすると、やっぱり覗き見たいという気持ちがムクムクとわき上がってくるから不思議なものです。ドMでしょうか、いいえ、誰でも。
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