1週間の注目刊をまとめてチェック。今週は月曜が祝日のため、9日火曜日から新刊が並び始める。
連休明けの9日は、新潮社・@バンチの新刊が登場。
1巻、2巻とカバーイラストをゲスト作家が描き、“表紙詐欺”と話題を呼んでいる漫F画太郎版の「罪と罰」(漫F画太郎/原作:ドストエフスキー)は3巻が登場。今巻は、板垣恵介がカバーイラストを担当している。
また、7日にアニメがスタートした「マギ」(大高忍)は、コミックス2巻分を収録した「マギ アニメ化記念総集編 洞窟編」が小学館から発売される。アニメで興味を持った人は入門編として手に取ってみては?
続く10日は集英社・ジャンプ改の新刊に注目。
二ノ宮知子がオーバークロックというパソコンのディープな世界を描く「87CLOCKERS」は2巻がリリースされる。
西島大介の新作「Young,Alive,in Love」は1巻が発売。原子力発電所を想起させる3基の“湯沸かし器”と呼ばれる建造物がそびえる街を舞台にした青春ストーリーだ。
12日金曜日は新刊ラッシュ。小学館からは「よしとおさま!」(四位晴果)7巻など、ゲッサン連載作の新刊が発売される。
注目はあだち充の最新作「MIX」1巻。「タッチ」から26年後の明青学園を舞台にした作品で、連載第1回が掲載されたゲッサンが売れ行き好調のため重版されるなど、大きな話題を呼んでいた。本作の発売と同時に、「タッチ 完全復刻版」(あだち充)1巻、2巻が同時リリースされるので、「タッチ」未読という人はこの機会にいっしょに読むことで、より作品を楽しめそうだ。
また、とよ田みのるの最新作「タケヲちゃん物怪録」は2巻が登場。また、とよ田の代表作のひとつ「ラブロマ 新装版」1巻も同時発売されるので、「タケヲちゃん~」でとよ田を知ったファンは手に取ってみるといいだろう。
同じく12日、「おかしな★ふたり」(丘上あい)3巻、「30婚 miso-com」(米沢りか)完結巻・15巻など、講談社少女系の新刊が一斉に発売。
優等生の七世と、クラスメイトに怖がられている問題児・花君の恋模様を描く王道胸キュン学園モノ「花君と恋する私」(熊岡冬夕)は4巻が登場。注目度急上昇中の本作、少女マンガ好きはお見逃しなく。
小学校の校医を主人公にした、医療・教育ドラマ「放課後カルテ」(日生マユ)3巻もこの日発売。こちらは2巻時点のレビューを掲載中なのでそちらを参照のこと。
“いい子”で育ってきた実家育ちの28歳女性が主人公「ちっちゃな頃からおばちゃんで」(小山田容子)は2巻がリリースされる。母と娘、家族の呪縛のような感覚を描く本作、1巻時点のレビューはこちらに掲載中だ。
そして、12日は注目の新鋭・天堂きりんが3冊同時リリースする。
講談社からは「きみが心に棲みついた」2巻が登場。仕事でも恋愛でもすぐにテンパる“キョドコ”こと小川今日子を主人公にした本作は、心をえぐる痛い系恋愛物語の注目作だ。
集英社からはoffice YOU連載の「そして、晴れになる」1巻が刊行される。こちらは家族をテーマにした作品だ。
3冊目はマッグガーデンから刊行される「キミニ恋シナイ」。初期の短編など7作を収録した恋愛短編集となっている。
なお、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店では、10月28日に「きみが心に棲みついた」2巻発売記念のサイン会が行われる予定。12日より整理券配布が始まるので、ファンはチェックしておこう。
※発売日は予告なく変更されることがあります。また、地域によって発売日が異なる場合がありますのでご了承ください。
記事:ネルヤ編集部
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