1週間の注目新刊を一気に確認。8月1週目に入る今週は、週明け月曜と週末金曜に注目作が集中する。
週の始まり、月曜日の7月30日は、「チャンネルはそのまま!」(佐々木倫子)5巻、「さすらいアフロ田中」(のりつけ雅春)7巻、「闇金ウシジマくん」(真鍋昌平)25巻、「ラストイニング」(中原裕/原作:神尾龍)34巻など、小学館ビッグコミック系の新刊が登場する。
実に3年ぶりの新刊となるのは「海獣の子供」(五十嵐大介)5巻。今巻でいよいよ完結を迎える。初の画集となる「海獣とタマシイ」も同時発売となるので、ファンはそちらも要チェックだ。
やはり久々の新作登場となるのが「森山中教習所」で注目を集めた新鋭・真造圭伍。「森山中教習所」以来約2年ぶりとなる今回は、「ぼくらのフンカ祭」と、初の短編集「台風の日 真造圭伍短篇集」を同時リリースする。
摩訶不思議ショートギャグ「8 はち」(竹本友二)2巻もこの日発売。「世にも奇妙な物語」的な不思議でシュールな世界を、毎回8ページのギャグ作品として描いている。
黒岩涙香「幽霊塔」を原案としたミステリー「幽麗塔」(乃木坂太郎)は3巻が発売。なお、本作の2巻までのレビューはこちらに掲載中。
本誌連載が完結した「岳」(石塚真一)は2カ月連続刊行がスタート。今月の17巻と、来月発売予定の18巻で単行本が完結する。
「自虐の詩」などでおなじみの業田良家は新シリーズ「機械仕掛けの愛」を刊行開始。今回の作品は、「ゴーダ哲学堂」など過去のシリーズでもたびたびモチーフになっている、業田良家お得意のロボットもの作品となっている。
また、「フットボールネーション」がブレイク中の大武ユキは、やはりサッカーを題材にした過去作「我らの流儀」が新装版として小学館から復刊される。今月から9月まで、3カ月連続、全3巻で刊行予定だ。
30日は少年画報社の新刊も登場。
「それでも町は廻っている」(石黒正数)10巻などが発売予定だ。
一気に飛んで8月3日、集英社ジャンプ系の新刊がリリース。
「ONE PIECE」(尾田栄一郎)は最新67巻と同時にファンブック「ONE PIECE WHITE!」が発売となるので、ファンはそちらもチェック。
「ニセコイ」「パジャマな彼女。」「恋染紅葉」というラブコメ3作がひしめく、ラブコメ三国志時代を迎えている現在の週刊少年ジャンプ。その一角を担う「ニセコイ」(古味直志)は先月に続いて3巻をリリース。1巻発売が5月と、わずか4カ月で3冊の単行本が発売されている。
同じくラブコメ三国志の一角、「パジャマな彼女。」(濱田浩輔)は2巻が登場。1巻では乳首券発行がネットで話題を呼ぶなど、圧倒的な乳首力を見せつけている。今巻も何かと期待だ。
編集部注目のバレーマンガ「ハイキュー!!」(古舘春一)は2巻が登場。本作については1巻時点のレビューを掲載中なので、そちらを参照のこと。
ジャンプスクエア連載中の「1/11 じゅういちぶんのいち」(中村尚儁)4巻もこの日発売。サッカー部創設を目指す高校生と、その周囲の人々にスポットをあてたオムニバス連作シリーズだ。
3日はこのほか、白泉社から「学園ベビーシッターズ」(時計野はり)6巻などが発売予定となっている。
続く4日、徳間書店から新刊「めしばな刑事タチバナ」(原作:坂戸佐兵衛/作画:旅井とり)6巻が登場。
牛丼や立ち食いそば、カレーなど、大規模~中小チェーンの飲食店をカルトに語ることで人気の異色グルメマンガである本作。3巻のカバーまでは、食事中のタチバナにフキダシという構図がおなじみだったが、4巻以降フキダシが消え、食べ物を持っているタチバナという構図へ変化している。今巻のカバーではついにタチバナが拳銃を構えるイラストが登場しており、より刑事らしさを強調する方向にシフトしているようだ。店頭で探すときは水色バックに拳銃を構えるタチバナを目印にしよう。
※発売日は予告なく変更されることがあります。また、地域によって発売日が異なる場合がありますのでご了承ください。
記事:ネルヤ編集部
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