読んだ瞬間「あ、この作者、病気だな」とわかる作品があるけれど、久々にカバーと帯を見ただけで「早急に治療が必要だな」と思える作品に出会えた。「この○○がエロい!!」(金平守人)だ。
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マンガや書籍は店頭にない場合、書店から注文することができる。これは昔からある方法なので利用したことがある人も多いだろうが、ご存知のとおりすべての作品が必ず手に入るわけではない。
22日、こうしたマンガの流通と在庫をめぐる問題がTwitterの書店員やマンガクラスタの間で話題になった。
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生きていると、毎日必ず何かが起きる。楽しい出来事もあれば、そうでない出来事もある。私の個人的体感データでは、絶対的に後者のケースが多いと思うのだが、この比率が逆という幸せ者もいるのだろうか。
でも、もう大丈夫。嫌なことがあったら、MSCという会社のお世話になればいい。「メモリー・セーブ・キャンディー」で、嫌な記憶を脳からごっそり削除してくれるのだ。保存もできるから後で元に戻すことも可能だし、第三者への移植も可能。価格は、たった10万円――。
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小説のコミカライズはいまやそれほど珍しいことではない。小説は読まなくてもマンガなら読むという人もいるだろうし、原作の世界をビジュアライズされた形で見てみたいと思う人も多いだろう。
ただ、星新一のコミカライズというのはちょっと特別だ。
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「マスタード・チョコレート」で知られるマンガ家・冬川智子氏が、読者参加型の“交換マンガ”プロジェクト「ヨミルカ」をスタートさせた。
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「ぼくらのフンカ祭」(真造圭伍)の帯では「21世紀も青春と友情は健在だ!!」と高らかに宣言されている。そのとおり。真造圭伍は、青春物語の天才だ。これだけでレビューを終えてもいいんじゃないかとすら思う。
2人のボンクラ高校生が、冴えなくて、でも思いっきりバカな高校生活を送る。シンプルに説明すれば、「ぼくらのフンカ祭」はそんな物語だ。だが、そのボンクラさはかけがえがなく、愛おしい。そういう真造圭伍の輝かしさについては、本作と同時に発売された「台風の日 真造圭伍短編集」のレビューですでに書いているので、別作品ではあるが、そちらを参照してもらえばいいと思う。
さて、「健在だ」と宣言されているとおり、本作に描かれている青春像は、普遍的なものといっていいだろう。だが、一方でたぶん真造圭伍の青春は時代的であり、ちょっと新しい。今回はそういう、真造圭伍作品の実は新しい部分を探ってみようと思う。
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首都圏の書店に勤めるマンガ担当者によるチーム“コミック担当者の集まり”( @comitans )が、19日夜、9月発売予定の新刊についての雑感を語るUstream放送を行った。
今回の放送は翌月の新刊一覧を見ながら、注目作や作家、レーベルなどにまつわる雑感を語っていくという恒例の内容で、往来堂書店・三木氏、あおい書店横浜店・石田氏、あゆみBOOKS早稲田店の太田氏、都内書店勤務のチャリ氏の4名が参加。
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1週間の注目新刊をまとめてチェック。今週は少女マンガの注目作品が続々登場する
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17日深夜、講談社・別冊少年マガジンの公式Twitterアカウントが作成された。
現在のところ、公式サイトやブログなどにアカウントへのリンクはないが、同じく講談社の編集が運用する「金田一少年の事件簿20周年」アカウントが「他に週マガ編集部で編集している雑誌「マガジンSPECIAL」の公式(@magazinespecial)とか「別冊少年マガジン」の公式(@betsumaga)とかもあります。」とつぶやいており、詐称などではない模様だ。
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「路地裏第一区 —ムライ作品集—」(ムライ)
独創感:
叙情感:
異形度:
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「ひるなかの流星」のやまもり三香氏が、17日、Twitterで同作の登場人物・馬村の半裸イラストを公開した。
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15日夜、Twitterのマンガ・書店クラスタで古書店の話題が盛り上がった。興味深い指摘も多く、本来ならばTLトピックスとして扱うところなのだが、今回の話題に関しては当サイトの編集長である筆者自身がこの話題の発端近くにおり、TLでの話題として扱うことに疑問があるため、今回はコラムの形でまとめておこうと思う。
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その昔、主にレコードの世界で「ジャケ買い」という文化があった。当時は試聴もできないから、シャレたジャケットを見せて販売につなげようとする、売り手サイドの作戦だ。
これが今や、出版の世界でも当たり前になっている。たとえば、太宰の「人間失格」。まずは「DEATH NOTE」の作者・小畑健氏のイラストを表紙に使ったらさっさと文庫ランキング入りし、その後映画化に伴ってジャニーズの生田斗真を起用したらまたバカ売れ……みたいなことが繰り返された結果、内容とは直接関係のない表紙が成立するようになったのである。
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たぶん、今多くの女の人にとっての理想は、「女子」なんだと思う。なんだかんだと揶揄されることもある言葉だが、「女子力」「女子会」「○○女子」と、00年代後半以降の女性像、そのモデルケースにおいて「女子」という言葉の存在感は大きい。「女の子」ほど甘ったるくなく、「女性」ほど冷たい響きでもない、「女子」という言葉のさじ加減がちょうど良かったのだろう。
なんでそんな話をはじめたかというと、「ひばりの朝」(ヤマシタトモコ)が「女子」の対極の物語だからだ。
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9月2日に丸善・丸の内本店で「少女ファイト」9巻発売を記念して行われる日本橋ヨヲコサイン会に関して、15日、日本橋ヨヲコ氏がTwitterでコメントした。
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「尋ネ人探偵」の名前で連載され、その後改題して講談社から出版された衿沢世衣子の「ちづかマップ」が、新シリーズになって帰ってきた。現在小学館から刊行されている「ちづかマップ」(衿沢世衣子)は、タイトルは講談社版と同じだが、その後月刊flowersで連載されたエピソードを収録した完全新作だ。
帯で「街再発見コミック」と銘打たれているように、本作は女子高生・ちづかが古地図とともに東京をはじめとした街を散策する物語。同じ東京でも、大正、明治、江戸時代など、さまざまな時代の地図と照らし合わせながら歩くことで、歴史とともに街の風景を再発見できるというわけだ。
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15日、台湾でのサイン会を終えて帰国した北崎拓氏が、台湾のマンガ事情についてのインプレッションをつぶやいた。
欧米などでは「NARUTO」をはじめ、少年誌系の作品が強いと報じられることも多いが、北崎氏によれば台湾では「今は萌え系、最近では萌え系ライトノベルが強いとか。」とのことで、「僕の後でやってた日本のラノベの作家さんのサイン会も男汁100%の大盛り上がりでした(^^)」とレポート。「男性は萌え系、女性はBLとそのへんまで日本と同じですね。」と、いわゆる日本のオタク文化が浸透している様子を語った。
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“少女性”をめぐる問題は、男性で問題になることはほとんどなかった。“少女性”なんだから当たり前だと思われるかもしれないが、ここで僕がいう“少女性”というのは、実のところ女性に限った話ではない。
セクシャリティから切り離された子ども時代から、自分が性的な存在であることを受け入れた大人になるまでの、セクシャルでありながらセクシャルでない状態を僕は“少女性”と呼んでいる。自己認識としてはまだセクシャリティを受け入れきっていないが、身体的にはすでにセクシャルな対象として他者から視線を投げられる、そういう状態だ。
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マンガには、たくさんのネーム(ここでは文字・活字を指す)が登場する。その活字の使い方に、マンガの世界だけの独特のルールがあることをご存じだろうか。
と大上段に構えてみたものの、正確には「ルール」ではなく「慣習」という程度のものであって、「コレじゃないとダメよ」と厳密に規定されているわけではない。しかし、ほとんどの出版社がそれを踏襲している点が実に不思議で、これはもう「ルール」と呼んでもいいんじゃないかみたいな感じなのである。
それは、マンガの本文ネームの書体についての話だ。
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「エア彼」(大久保ヒロミ)
イケメン彼氏度:
妄想度:
ネガティブ思考度:
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いまや多くの出版社がレーベルを立ち上げ、ヒット作も続々登場しているWebマンガ誌。複数のWebマンガ誌をチェックしている人も多いのでは? でも、Web上でマンガを公開しているのはマンガ専門誌だけではない。「実はこんなところで……」というマンガ専門サイト以外の注目Webマンガをご紹介!
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1週間の注目新刊をまとめてチェック。お盆に入る今週は15日まで新刊はお休み。16日から単行本発売がスタートする。
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細田守じゃないかなぁ、と思った。「千年万年りんごの子」(田中相)を映像化するなら、という話だ。
「おおかみこどもの雨と雪」の公開直後にこういうことを書くのは我ながらあまりにも安直だなと思うのだけど、「見てみたい」とパッと浮かんだのは、やっぱり彼なのだ。
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27名のマンガ家と、デザイナー、編集者らが集まって発行した震災チャリティーコミック「僕らの漫画」が、Twitter上で色紙プレゼントキャンペーンを行っている。
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9日に最新8巻が発売された「進撃の巨人」(諫山創)でTLが盛り上がりを見せているが、一方連載開始以来どんどん中毒者を増やしているのが、ねとらぼで更新中のWebマンガ「進撃の巨猫」だ。
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