「君の中の少年思考」(金子歩)1巻の帯には「ノンケの君にバーン!」というフレーズが入れられている。そう、本作は「エロ大臣」と呼ばれる男子高生の反町と、男の娘系の同級生(男)のラブストーリーなのだ。
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「あなたのことはそれほど」(いくえみ綾)
恋愛度:
家庭度:
無慈悲さ:
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「そよそよ」(朝倉世界一)
シュール感:
キュートさ:
センチメンタル:
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青春というのは、大人になる前の幸福なモラトリアムとして機能している。挫折や失敗があるにせよ、プレ大人としての自由と、子ども的なイノセンスが同居することを許される、輝かしく描かれる季節だ。だが、ふみふみこの想像力は、青春を喪失の物語としてとらえた。
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西村ツチカ、ふみふみこ、市川春子といった作家たちが次々と作品を発表し、21世紀のニューウェイブと評されるようになったのは去年あたりだったろうか。いわゆるマンガとはちょっと違う文脈を持った絵柄に、ファンタジーとも現代劇とも言いがたい独特の世界観……彼ら、彼女らの作品群には、そういう不思議な手触りがある。
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「漢晋春秋司馬仲達伝三国志 しばちゅうさん」(末弘)
史実度:
フィクション度:
バカ:
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「かぐや姫のおねがい」(瀬戸口みづき)
ガチSM度:
ギャグ:
甘さ:
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今日はレビューを始める前に大事な話がある。諸君、「ムチムチ」と「ぽっちゃり」は違う。もう一度いおう。「ムチムチ」と「ぽっちゃり」は違う。
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かつて「全ての言葉はさよなら」と歌ったのはフリッパーズ・ギターだった。あれから20年以上たった今、「夜さん」(佐原ミズ)を読んだあとこのフレーズのことを思い出した。ただし、その言葉は初めて向き合ったときとはまったく違う重さになっていた。
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「東京カラス」(宮下裕樹)
オカルト・ファンタジー度:
コメディ度:
ヒューマン度:
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すれちがいというのは、恋愛劇の基本中の基本だ。好き合っているふたりが、誤解や不理解ですれちがい、やがて互いの真意を知って結びつく。カタルシスに満ちた恋愛劇の王道だ。だが、「喰う寝るふたり 住むふたり」(日暮キノコ)は、その逆をドラマにしている。
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「坂道のアポロン」(小玉ユキ)が番外編にあたる「BONUS TRACK」をもって完結を迎えた。60年代の長崎を舞台にジャズと友情、恋を描いた本作は、00年代以降を代表する青春譚のひとつといっていいだろう。しかし、一方で本作は、青春譚としては、やや異色な部分を持っている。
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一体全体、いつの間に伊藤理佐はこんな作家になったのだろうか? 約3年ぶりの「おいピータン!!」(伊藤理佐)の新刊を読んで涙をこらえながら、電車の中でそんなことを考えていた。
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「我妻さんは俺のヨメ」(原作:蔵石ユウ/漫画:西木田景志)
思春期童貞ノリ:
パロディギャグ:
SFヒューマンドラマ:
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「戦闘破壊学園ダンゲロス」(漫画:横田卓馬/原作:架神恭介)
悪ふざけパロディ:
本格能力バトル:
演出力:
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大人はしばしば子どもに対して「何にでもなれる」と教える。子どもにはあらゆる可能性があることを、希望として語る言葉だ。しかし、「何にでもなれる」ことは、残酷でもある。“何にでもなれる人”は、年を重ねるとともに“何者なのかわからない人”になるからだ。
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「平坦な戦場でぼくらが生き延びること」。かつて岡崎京子が「リバーズ・エッジ」という作品で引用したそんな詩の一節は、彼女の作品世界と時代を象徴する言葉のひとつとなり、ぼくらを熱狂させた。
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「僕らはみんな死んでいる♪」(きら)
ミステリー度:
ヒューマンドラマ度:
“邪道”感:
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